2018年2月2日 (金)
矯正治療にインプラントを使用することがあるのをご存知ですか
歯科用インプラントと矯正用インプラントは用途により分かれます。簡単に言えば歯科用インプラントは歯根のないところに人工的に歯根の代わりになるチタン製の杭を立てて上部に物を噛むための歯冠部が付いたものです。これは出来れば生涯にわたっての使用を考えるものです。
一方矯正用のインプラントは通常では移動できない方向に歯を移動したりいわば歯の移動を手助けするものとして用いられます。そのため目的を達成した暁には口腔内より撤去します。
インプラントの歴史は古く紀元前2世紀ごろのヒトの上顎骨内に鉄製のインプラントが埋め込まれた状態で発見されました。一方矯正用インプラントの歴史は浅く1997年頃より始まりました。
うまく使えば強力な歯の移動のサポートをしてくれるものですが実は成功率は8割くらいといぅ現実的な問題もあります。脱落してしまった場合は場所を変えて再度舞入します。
今後は材料の進歩や埋入方法の進歩によりこの割合がさらに少なくなっていくよう学会主導で業界および術者も日々研鑽を積み努力しています。
プロシード社HPより引用
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