2019年9月3日 (火)
「こんにちは みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回は虫歯菌(ミュータンス菌)とキシリトールのお話をいたします。
{虫歯菌(ミュータンス菌)}
*ミュータンス菌は歯の表面に着くプラーク(歯垢)を”すみか”とします。
*ミュータンス菌は糖分(ショ糖など)から歯を溶かす”酸”を作り出します。
{キシリトール}
*キシリトールは白樺などの木の樹木から採れる天然の甘味料で安心して摂取することができます。
砂糖(ショ糖)と甘さが変わらないのに"スゴイ”働きをしてくれる優れものです!
<働きについて>
(1)キシリトールは虫歯の原因となるミュータンス菌を弱らせることで”悪玉菌”を減少させ、”善玉菌”を優勢にして虫歯になりにくくします。また、唾液の分泌を促しベトベトなプラークの付着力を弱らせる働きがあり、歯磨きも楽になります。
*矯正中の方におすすめ!
矯正装置を装着することで、前に比べて口腔内はとても複雑になり、歯磨きが難しく磨き残しが多くなること も。そのプラークによって虫歯・歯肉炎になりやすくなります。
キシリトールを摂取するとサラサラなプラークが付着するので磨き残しも少なくなるでしょう。
**毎日摂取することで、“悪玉菌”の減少効果が期待できます!**
(2)キシリトールはショ糖を100とした場合「酸」は”0” まったく酸を作りません!!
<<おすすめ>>
*乳歯が虫歯になると、その後の永久歯に悪影響を及ぼします。虫歯のリスクが高くなるので乳歯萌出時期からキシリトールの摂取を!
*妊娠中から(それ以前からでも)キシリトールを摂取し続けることで生まれてくる子供にミュータンス菌が移りにくくなるそうです。
*キシリトールは血糖値を上げにくい甘味料なので糖尿病の方にも安心です。(取り過ぎに注意)
*ショ糖と同じ甘さだが、ショ糖に比べカロリーが低いのでダイエット中でも安心です。
{キシリトール製品の選び方と効果的な摂取}
(1)選び方
*キシリトールの含有量が多い物(できるだけ100%のものを選択)
*ショ糖が含まれていない物
*クエン酸など”酸”が入っていない物(柑橘系などの香料が多く含まれる場合も注意)
(2)摂取方法
*毎日、食後や間食後など摂取回数を多くすると効果的です。虫歯になりやすい方は間食後もおすすめします。
(1日 5~10gを目安)
食物繊維と同じで消化しにくいのでまれにお腹がゆるくなる場合があります。食べ過ぎには注意してください。始めは少ない量からスタートして慣れてみてはいかがでしょうか?
**ペットを飼っている方へ**
ペット(犬)にはキシリトールは絶対に禁止!
キシリトールを摂取すると、インスリン分泌促進作用がおこり、病気や障害を起こす恐れがあるそうです。
当院では、キシリトール100%の製品を扱っており、チョコレートとタブレットをおすすめしています。タブレットはオレンジ味をご用意しています。チョコレートはカカオの香りととろける感触が通常のチョコと区別がつかないほどです。ぜひ、お試しください。
※ 当院ではより多くの患者様に矯正の喜びを知っていただくため、ご家族、お友達をご紹介していただいた患者様に素敵な特典をご用意しております。
カテゴリー: スタッフブログ