2018年12月8日 (土)
「先天性欠如」とは乳歯が抜けても永久歯が生えてこないという、
歯の本数が少ない状態になってしまう歯の形成異常の一つです。
原因は未だはっきりと解明されていませんが、
「遺伝」や「妊娠中の母親の栄養不足」「薬物乱用」など
先天性な事情が関係してくると見込まれてます。
「先天性欠如」はおおむね10人に1人がなっているといわれているため、
それほど珍しいものではありません。
また近年では徐々に先天性欠如の発生率が増えてきています。
小さいお子様をお持ちの方は一度子どもの歯をよくチェックしてみましょう。
小学生以下の子どもの場合、先天性欠如と判断されても基本は経過観察で見ていくことが
多いです。
あまりにも噛み合わせが悪い場合は矯正治療を行う場合もあります。
中学生~20代くらいまでの若年層の場合は、乳歯を強制的に抜歯して
矯正装置により歯の並びを改善し、すき間をうめていくこともありますし、
そのまま乳歯を使えるだけ使っていくという方もいます。
30代以降となると、それまで抜けずに残っていた乳歯が年齢的に自然と抜け落ちてしまい、
永久歯もない状態になります。その場合は、矯正治療ですき間をうめる治療の他、
インプラントやブリッジ、義歯などの補綴治療で対処していきます。
もし、成長期を迎えても乳歯が抜けなかったり、永久歯が生えてこない場合は
歯科医による診断を受け、できるだけ早い時期から治療を進めていきましょう!
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